田澤純一がAロッドに悪夢再び 時速188キロの660号被弾に配球後悔

時速188キロの強烈な一発浴び、敗戦投手となった田澤

 レッドソックスの田澤純一投手が、1日(日本時間2日)のヤンキース戦で8回に登板し、昨季薬物規定違反で出場停止となっていたアレックス・ロドリゲス内野手にメジャー歴代4位タイとなる660号のメモリアルソロを被弾した。これが決勝点となり、レッドソックスは2-3で敗戦。今季初黒星を喫した後に右腕が後悔の念を募らせていたことをMLB公式サイトが報じている。

 8回、先頭打者のヘドリーを二ゴロに打ち取った田澤は、運命の瞬間を迎えた。ここで代打Aロッド。すっかりダーティーなイメージが定着したかつてのスーパースターが登場し、宿敵レッドソックスの本拠地フェイウェイパークは地鳴りのようなブーイングに包まれた。

 異様な雰囲気の中、田澤のファストボールが3球続けてストライクゾーンから大きく外れる。そして、3ボールで迎えた4球目、真ん中付近に入ったファストボールをAロッドに捉えられた。弾丸のような打球はレフトの「グリーンモンスター」を越え、スタンドに突き刺さった。

 MLBのスタッツキャストによると、Aロッドが放ったホームランの時速は117マイル(約188キロ)、射角は19度、飛距離は419フィート(約127.7メートル)という驚異的な一発だった。ピンチヒッターとしてはキャリア初となる今季6号は、ウィリー・メイズと並ぶMLB歴代4位タイの通算660号。これが決勝点となった。

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