青木宣親は「掘り出し物」 早くも世界一球団で不可欠な存在に
「打撃と守備の両方で価値があることを証明」、ペンス復帰後もレギュラーは確実
青木はここまでチームダントツトップの7盗塁をマーク。記事では「ブルース・ボウチー(監督)が(アンヘル・)パガンを3番で起用できるように、(青木が)上位打線に一貫性をもたらす」と説明。左前腕部骨折で欠場している主砲ハンター・ペンスの穴を埋めるために、その活躍が助けになっているとも言及している。
さらに、特集では、ジャイアンツが1年470万ドル(約5億6500万円)で契約した青木について「ここまでは掘り出し物のように見える」と、コストパフォーマンスの良さを指摘。試合終盤になってもボウチー監督が守備固めで交代させるようなこともなく、「近年のジャイアンツでレフトのレギュラーを務めてきたマイケル・モース、パット・バレルとは異なり、青木は打撃と守備の両方で価値があることを証明している」と絶賛している。
ペンスの復帰は迫っているとされているが、青木の立場は安泰のようだ。特集によると、青木がチームで最高のパフォーマンスを続ける一人であり、ペンスが復帰してもボウチーがラインアップから外すとは考えづらいという。
早くも昨季の世界一球団で無くてはならない存在となった青木。チームはここまで11勝13敗と負け越しているが、徐々に勝率を上げており、ムードメーカーでもあるペンスが復帰すれば一気に勢いに乗る可能性もある。2年連続のワールドシリーズ制覇へ向け、青木はこの先もキーマンとなりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count