久保が6回まで完全、2安打1失点の完投 筒香3打点でDeNA快勝

ヤクルトとの2位対決制す、筒香は1本塁打含む3安打3打点

 DeNAは本拠地に同率2位のヤクルトを迎え、6-1の完勝。打っては4番・筒香が1本塁打を含む3安打3打点の活躍を見せれば、投げては先発久保が6回までヤクルト打線をパーフェクトに抑える完璧なピッチングを見せた。投打が噛み合ったDeNAはこれで3連勝、単独2位となった。

 試合は初回にいきなり動く。1回裏、ヤクルト先発の八木を攻めるDeNAは、先頭の石川がレフトへのヒットで出塁すると、八木の暴投と白崎の犠打で1死三塁のチャンスを作る。ここで3番梶谷がレフトへ犠牲フライを放ち、DeNAが先制する。

 2回裏にも石川の内野ゴロで1点を追加したDeNAは、続く3回裏、1死から四番・筒香が八木の投じたチェンジアップを振り抜くと、打球は右中間スタンド上段に飛び込んだ。リーグトップに並ぶ7号ソロホームラン。筒香の一発でDeNAがリードを3点に広げる。

 DeNA先発の久保は、緩急を使い分けたピッチングでヤクルト打線に的を絞らせず、凡打の山を築く。

 5回裏、1死から白崎の四球と梶谷のヒットで一、三塁のチャンスを作ると、筒香が今度は八木のストレートを強烈に叩くと、打球は一直線にライトフェンスまで到達するツーベースヒットとなり、DeNAが5-0と点差を広げる。筒香は打点王を独走する27打点まで数字を伸ばした。

 6回終了までパーフェクトピッチングを続けていた久保は7回表、先頭の山田に高めの甘い直球を投じると、山田はこれを上手く右方向へ運び、ライトスタンドへ飛び込むソロホームラン。完全試合の夢は絶たれてしまった。しかし久保は切り替えて後続を打ち取り、8回にも白崎のホームランで1点を追加したDeNAは6-1でヤクルトを下した。

 久保は9回2安打1失点の完投で今季2勝目。球数は僅か101球と、文字通りヤクルト打線を手玉に取った。3打点の筒香とエース・久保の活躍でDeNAは完勝。ヤクルトは先発の八木が5回5失点と試合を作れなかった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY