イチローが球史に名を刻んだAT&Tパーク 脳裏に刻まれた意外な記憶とは
07年オールスターのランニングホームランは「スズキの最もユニークな功績の1つ」
マーリンズのイチロー外野手は、8日(日本時間9日)の敵地ジャイアンツ戦で17試合ぶりに先発から外れた。椎間板ヘルニアで離脱していたレフトのレギュラー、クリスチャン・イエリッチ外野手が故障者リスト(DL)から復帰即先発したため、イチローは代打のみの出場で二ゴロと凡退。連続試合安打は「8」で止まった。
メジャー15年目でレギュラーシーズンでは初めてサンフランシスコの「AT&Tパーク」を踏みしめたレジェンドには、この土地に鮮烈な思い出があると地元紙USAトゥデーが報じている。
イチローは2007年7月10日、AT&Tパークで行われた第78回MLBオールスターゲームに、マリナーズの一員として選出された。
ア・リーグの「1番・センター」で先発したイチローは、強烈なメンバーと上位打線を形成。2番は元ヤンキースのデレク・ジーター、3番はレッドソックスの強打者デビッド・オルティズ、4番はヤンキースで活躍しているアレックス・ロドリゲスで、先発ピッチャーはマーリンズで同僚となった当時アスレチックスのダン・ハレンだった。
記事では「ジャイアンツのベイサイドの球場は、スズキの最もユニークな功績の1つが刻まれた史跡だ。オールスター史上唯一のインサイドパーク・ホームランを記録したスタジアムである」と報じている。