イチローにとっての“ゴール”とは? 「僕はただベースボールがしたい」
地元テレビの解説者から「リビング・レジェンド(生きる伝説)」と呼ばれるイチロー
イチローは通訳を介して、こう語ったという。
「もしも、長い間野球をしていれば、そういう記録というものに巡りあうことになる。それはすごいことですが、今は考えていません。もしも、1打席で3回ヒットを打てるのなら、僕もその記録について考えるかもしれませんが、ね」
最後は笑いながら冗談を交えたというイチローは、FOXテレビの解説者から「リビング・レジェンド(生きる伝説)」と呼ばれるほど、メジャーでも傑出した存在だ。
記事では「41歳にして、スズキは想像し得るあらゆる個人の栄誉を達成している」とし、ア・リーグMVP、新人王、首位打者2回、シルバースラッガー賞3回、ゴールドグラブ賞10回、オールスター出場10回、メジャー年間最多安打記録といった、イチローの偉業の数々を紹介している。
そんなイチローに足りないものがあるという。記事では「彼はワールドシリーズ(WS)でプレーしたことがない。過去14年でプレーオフ進出はわずか2回だ」と指摘している。