敵地TV中継でイチロートーク白熱 MLB通算最多安打も「彼なら達成できた」
「ピート・ローズは4256安打。イチローなら達成できたかも」
「彼がメジャーにやってきた1年目には本当に成功できるのか、スプリングトレーニングでは本当にいい選手かどうか、様々な声もありました。監督も前評判通りか心配していましたが、スプリングキャンプをいい感じで過ごし、イチローはルーキーシーズン打率3割5分も打ちました。242安打も放ち、ゴールドグラブを獲得し、56盗塁を記録しました」
イチローがオリックスからマリナーズに移籍した2001年シーズン、様々な懐疑の声を吹き飛ばす圧倒的な活躍を見せた事実を紹介すると、解説者を務めるメジャー通算124勝の元ジャイアンツ投手、マイク・クルーコウ氏は「日本(のプロ野球)で9年間過ごした上で、メジャーの殿堂入りするのですから、チート(いかさま)みたいなものです。彼なら4000安打を放てたのでは、と考えてしまいます。(歴代最多安打の)ピート・ローズは4256安打を記録しています。彼なら達成できたかもしれませんね」と指摘した。
メジャー15年目のシーズンを戦う安打製造機は、メジャー通算3000本の金字塔まで残すところ132安打と迫っているが、プロ生活の全てメジャーを主戦場としたのなら、ピート・ローズとタイ・カッブ(2位、4191本)しか記録していない通算4000本安打という高みに到達できたのでは、と持論を唱えている。
実況は「2つのリーグを通して合計4100本の安打を現時点で放っていますよね」とイチローの4000本到達の仮説に同調していた。