敵地TV中継でイチロートーク白熱 MLB通算最多安打も「彼なら達成できた」
「エクセレントな外野手。41歳に見えますか?」
イエリッチが空振り三振でアウトになると、イチローが今回の4連戦まで唯一「AT&Tパーク」を踏みしめた2007年MLBオールスターで放ったランニングホームランの映像を紹介。そして、続くマーティン・プラドの打席でも、イチローのメジャー4000本安打議論が続く。
「ピート・ローズはメジャー24年間で打率3割3厘でした。イチローの打率の方が高いわけです。イチローは今季開幕まででMLB通算打率3割1分7厘です。イチローは日本では平均打率3割5分3厘ですか。オリックス時代ですね。イチローはまだ素敵な体型を保っています。まだ走れます。エクセレントな外野手ですよね。強肩ですし。イチローは41歳です。41歳に見えますか? 見えませんよね」
2人はこのような掛け合いで、ピート・ローズとの比較を続けた。
メジャー挑戦時の15年前とほぼ変わらぬ体型を維持し、スピード、強肩という色褪せぬ武器を誇るレジェンドに対する賛辞を惜しまなかった。イエリッチに続き、この打席を中継でほぼ“スルー“されたプラドが凡退するまで、イチロートークは白熱していた。
敵地のテレビ中継でここまでクローズアップされ、凡退後もメジャー通算4000本安打達成の“仮説”の話題で掛け合いが多いに盛り上がる。背番号51は、もはやMLBのレジェンドと呼ぶしかないだろう。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count