好調維持で“エース級”ピッチング ソフトバンク大隣の好投の要因は?

昨季難病からカムバックした左腕がリーグ2位の4勝、全試合でQSを継続

 左腕の好投が止まらない。ゴールデンウィークまっただ中の5月4日。ロッテ戦(ヤフオクD)で、今季6度目の先発マウンドに上がったソフトバンクの大隣憲司が4勝目をつかんだ。

 許した安打はわずか3本。うち2本が5回と7回に、井口資仁に許した2本の本塁打だった。2アーチを除けば、ほぼ完璧と言える投球で、7回2失点。95球の省エネピッチングだった。

 今季ここまでの投球を見ると、ソフトバンクのエースと言える内容を続けている。4勝は日本ハムの大谷翔平、吉川光夫の5勝に次いで、リーグ3位タイ。チームの勝ち頭となっている。防御率1・44はリーグ1位だ。

 何より、大隣の素晴らしさを示しているのが、先発投手としての評価である「6回以上自責3以内」というクオリティースタート(QS)である。

3月31日 オリックス戦(ヤフオクD) 9回4安打無失点
4月7日 楽天戦(コボスタ) 6回2/3 8安打無失点
同14日 オリックス戦(京セラD) 7回3安打1失点
同21日 楽天戦(ヤフオクD) 6回4安打1失点
同28日 日本ハム戦(札幌D) 8回5安打3失点
5月4日 ロッテ戦(ヤフオクD) 7回3安打2失点

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