オリ中島、いよいよ本領発揮? 2軍調整で取り戻したモノとは
1軍昇格即スタメンで活躍、2軍で行った調整とは
2軍調整中だった約2週間は体のケアを行うと同時にスイングのキレを取り戻すことに着手。打撃投手、マシンの球はほとんど打ち込まず、大半をティー打撃で調整を行った。
相手が投げる球のスピードを生かし反動で打つことはなく、ほとんど止まった状態のボールを打ち込んだ。体全体を使い打ち込むことで、スイングのキレ、スピードを取り戻すことに成功。本来「来た球を打つタイプ」と自ら語るように目慣らし、実戦感覚はほとんど必要ないタイプ。だからこそ、本来のスイングを取り戻した中島は1軍昇格即のスタメン出場でも結果を残せたのだ。
それでも、負傷した右足の状態は万全ではない。
「打つ方に問題はない。足の状態を見ながら。徐々に良くなっていくと思いますよ」
試合中の走塁を見ている限り全力疾走にはほど遠い。だが、不振のチームを救うには中島の打撃は必要不可欠。最下位からの巻き返しは中島のバットに掛かっている。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count