イチローは代打で四球 マ軍はまた守護神炎上で痛恨サヨナラ負け

9回表に逆転も、直後にシシェックがサヨナラ3ラン被弾

 マーリンズのイチロー外野手は11日(日本時間12日)、敵地ドジャース戦の9回に代打で出場し、四球を選んだ。マーリンズは9回表に逆転したが、その裏に守護神シシェックが逆転サヨナラ3ランを浴び、3-5で痛恨の敗戦。シシェックがまたも乱調で、2試合連続サヨナラ負けとなった。

 イチローは同点の7回1死満塁でピッチャーの代打に備えてネクストバッターズサークルで準備を始めたが、エチャバリアは左飛。タッチアップしたイエリッチは本塁で刺され、ダブルプレーでチェンジとなった。

 その裏にマーリンズの中継ぎ右腕マセットが勝ち越しを許すと、直後の8回の攻撃では先頭打者の代打にイチローではなくベイカーが送られた。

 マーリンズは1点を追う9回表の1死一塁でイエリッチが逆転2ラン。イチローもベンチで満面の笑みを浮かべ、ヒーローを迎え入れた。

 その後、さらに2本のヒットで2死一、二塁とチャンスを作り、イチローがピッチャー・ダイソンの代打で登場。カウント1-3から右腕ガルシアの5球目を見送り、四球で出塁した。しかし、続くゴードンは左飛に倒れた。

 マーリンズは不調の守護神シシェックが9回裏に登板。この日も1死一、二塁とピンチを招くと、バンスライクに痛恨のサヨナラ3ランを浴び、3-5で敗れた。今季4度目の救援失敗となった守護神はマウンドで膝に手をつき、うなだれた。シシェックは防御率10.32で早くも今季3敗目となった。

 イチローはこれで全33試合に出場。先発出場は21試合だが、その他の試合もすべて代打で打席に立っている。マーリンズの全試合出場はイチローとエチャバリアの2人だけ。イチローの打率は変わらず2割7分となっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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