中日戦力外の堂上が巨人で初スタメンへ 恩返しの一打放てるか
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1軍登録で即スタメン抜擢、「6番・レフト」で出場へ
巨人は昨年限りで中日を戦力外となった堂上剛裕外野手を12日の広島戦(東京ドーム)でスタメンに抜擢。堂上は「6番・レフト」で出場する。
29歳の堂上は今年、育成選手契約で巨人に入団。持ち前のバッティングでアピールし、キャンプ期間中の練習試合で本塁打を放った。そして2月23日に育成から支配下登録へ。しかし2月28日のヤクルトとのオープン戦のファーストの守備で、右手親指を骨折。チャンスを逃したくないと痛みを隠してプレーを続けていたが、怪我人をプレーさせるわけにはいかず、戦線離脱となっていた。
リハビリを続け、4月下旬の2軍戦でいきなりホームランを放つなど、アピール。得点力不足の中、1軍登録され、即スタメンとなった。11年間プレーした中日から戦力外通告を受けた時は「人間として成長させていただいた」と感謝していた。そして拾ってくれた巨人にも感謝の思いを強く持つ29歳にようやく恩返しするチャンスが訪れた。
広島戦のスタメンは以下の通り。
1 (右) 金城
2 (遊) 寺内
3 (一) 亀井
4 (中) 大田
5 (二) 井端
6 (左) 堂上
7 (三) 村田
8 (捕) 小林
9 (投) 菅野
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count
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