背中の後ろを通して一塁に送球!? イチロー同僚の華麗なプレーが話題に
「必要はなかった」けど「価値があった」?
今季、マーリンズでは試合後のヒーローインタビューを受けている選手の背後にバスケットゴールが登場し、乱入したゴードンが上からダンクするという祝福の儀式が定着している。この「エアゴードン」も、リードオフマンのキャリアに関係したもののようだ。
このプレーはMLB公式動画サイト「CUT4」でもすぐに紹介された。記事では「必要(なプレー)だったか? おそらく、必要ない。価値があったか? ロジャー・ダルトリーに決めてもらおう」と言及。イギリスのロックバンド「ザ・フー」のリードボーカルとして有名なダルトリーの名前をクリックすると、動画サイトに飛んで「YEEEEAAAAAAAAHH!」という絶叫が響き渡るようになっている。
ゴードンはこの日の試合こそ4打数無安打に終わったものの、両リーグトップの打率4割2分5厘。54安打も断トツのトップで、圧倒的なスピードを生かした内野安打や盗塁も多いことから、米国内では今季からチームメートとなったイチローの全盛期と比較する報道も出ている。ここまではシーズン265安打ペースで、イチローが2004年に記録した最多安打記録の262本を上回っている。
マーリンズは1点リードで9回裏を迎えたものの、守護神シシェックの乱調で痛恨の2試合連続サヨナラ負け。借金3となった。しかし、一芸に秀でた選手たちを揃えるマーリンズは、やはり目の離せないチームと言えそうだ。
ディー・ゴードンの見事なバックトス
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count