NYの新エース対決に期待かかる 田中将大に代わる大黒柱は「怪人」!?
かつて同僚だったイチローが「怪人」と評した実力
これまではけがに泣かされて2011年の9勝が最多。2012年に右肩を手術して長期離脱。昨年には松ヤニ使用の不正投球が発覚して10試合の出場停止処分を受けた。投手としての能力は誰もが認めるところだが、精神的な未熟さが飛躍の足かせとなっていた。本人が「色んな経験をしたことで成長を実感できている」と言うように、今年は安定感が増した。
2メートルを超える長身から投げ下ろす100マイル(約161キロ)近い速球は迫力十分。かつてマリナーズで同僚だったイチローが「怪人」と評した右腕。同じく巨漢の左腕サバシアの全盛期を彷彿させるような支配力を持つ。
名門球団のエースに指名されたピネダは「ベストの投球をしてチームに貢献することだけを考えている」と謙虚。故障離脱している田中についても「彼は優れた投手。早く帰ってきてほしい」と気にかけている。10日の登板後、ピネダは「気候が暖かかったのでハッピーだ。母国のドミニカ共和国も暖かいからね。言葉で言いあらわせないくらいハッピーだ」と、片言の英語でハッピーを連発。ほのぼのとした雰囲気と素直に感情を表す性格で人気も出そうだ。