ロッテ伝説の「YFK」が復活始球式へ　再会喜ぶ3投手「想い出は大切な宝物」

3人の再会は13年薮田氏引退の慰労会以来、薮田氏「本当に楽しみ」

　ロッテの伝説の救援陣「YFK」が“再結成”する。球団は5月30日の横浜DeNA戦（14時～・QVCマリン）で、薮田安彦、藤田宗一、小林雅英の3氏が始球式を行なうと発表した。2005年の日本一から10周年を記念したイベント「ブラックブラック2005-2015」の一環で行なうもので、当時「勝利の方程式」として活躍した「YFK」の3投手がマウンドに上がる。

　05年に51試合に登板、7勝4敗2S19H、防御率3・07の成績を収めた薮田氏は「このような機会に呼んでいただき、大変光栄に思っています。マリンのマウンドに上がるのは引退した13年の引退試合以来。3人で一緒に上がれるのが本当に楽しみです」とコメント。

　また、当時45試合に登板、1勝4敗24H、防御率2・56だった藤田氏は「3人で会うのは13年にヤブ（薮田）が引退した際に行った慰労の食事会以来です。とても楽しみです。そしてなによりもこのような機会を頂き、本当に嬉しく思っています。ファンの皆様と久しぶりにお会いできることが、とても楽しみです」と久々の再会が決まり、喜びを噛み締めた。

　小林雅英一軍投手コーチ（05年は46試合に登板、2勝2敗29S、防御率2・58）も「05年の懐かしい想い出は、今も自分の大切な宝物です。3人でつないで勝利した時の充実感は今も忘れません。5月30日、ファンの皆様の前で3人でマウンドに上がれるのを今から楽しみにしています」と胸を躍らせている。

　当日は薮田氏、藤田氏、小林投手コーチが順番に1球ずつを投げる予定。10年前に日本一に歓喜したファンにとっても必見の始球式となりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文　text by Full-Count