巨人、序盤戦の影のMVP 40歳の井端はなぜ活躍を続けられるのか
ここまで欠場は1試合のみ、すでに内野の全ポジションで出場した井端
この男の存在がなければ、今年の巨人はどうなっていたのか。開幕から主力の不振や故障者に苦しむ中で39試合を終え、21勝18敗。貯金3で2位をキープする粘りの野球の原動力となっているのが、12日に40歳を迎えた井端弘和内野手だ。
存在感は日ごとに高まっている。14日の広島戦は今季初めて欠場したが、それまで全38試合に出場。打率2割6分、7打点。飛び抜けた数字を残しているわけではないものの、早くも内野の全ポジションでスタメン出場を果たし、チームの穴を埋め続けている。
ショートでゴールデングラブ賞を7度も受賞した名手。中日時代はセカンドにコンバートされたシーズンはあったものの、サードでの出場は通算で6試合。ファーストに至っては、2013年WBCでの例外的なケースを除き、一度も守備機会がなかった。
それでも、求められた打順や守備位置で結果を残し続ける姿は、影のMVPといっても過言ではない。