グリエルの契約解除の原因は選手以外にある? 海外メディアが指摘
「グリエルが自分の立場を正当化する」と特集
キューバ代表のユリエスキ・グリエル内野手がDeNAと契約解除となったことについて、その原因が本人以外にあると指摘する声が海外メディアから出ている。ESPNが「ユリエスキ・グリエルが自分の立場を正当化する」との見出しで特集した。
グリエルの退団騒動に関しては、DeNAがスピード決着に至るまでのプロセスを開示したが、グリエルとキューバサイドから情報が漏れ伝わってくることはほとんどなかった。
特集では「1か月以上の沈黙を破り、野球選手グリエルはDeNAとの関係が終焉に至った理由を明確にしようとしていた」とし、その主張について紹介している。
グリエルはESPNの取材に対し、3月24日にDeNAと合流しなければいけなかったが、そのことを同18日までは知らなかったと主張。右太もも肉離れを抱えており、昨年は言葉の壁から痛みを抱えながらプレーしなければいけなかった経験から、キューバでの治療を要求したとも説明したという。
記事によると、契約内容は、グリエルが予定通りに来日しない場合、年俸の減額や罰金を科されるなどのものだったとされている。この罰金についても知らなかったと話すグリエルは、DeNAと口頭で合意していたが、最終的な契約書にサインしていなかったと主張したという。一方、NPBにはグリエルと球団の統一契約書は届けられていたために、ペナルティは効力を持つことになったと記事では言及している。