グリエルの契約解除の原因は選手以外にある? 海外メディアが指摘
「私がサインしたものは登録抹消の書類であって、最終契約書にサインしたことはない」
「自分の許可なしにこのプロセスは進められた。誰かが統一契約を提出したことは分かっている」
グリエルはこう主張している。特集によると、今回の一連の騒動の元凶はキューバ野球協会にあると指摘する声も挙がっている。今年のカリビアン・シリーズでキューバ代表チーム、ピナール・デル・リオを率いて優勝に導いたアルフォンソ・ウルキオラ監督ですら、「協会が問題を起こすことは予想できた。連邦の多くの人間はこの分野で経験がない」と協会を非難していたという。
一方、今回のグリエル騒動について、キューバでの現地報道はかなり地元寄りとなっているようだ。
いずれにしても、グリエルはセ・リーグ首位を走るDeNAに帰ることはできない。
「実際に私がサインしたものは、NPBの登録抹消の書類であって、最終契約書にサインしたことはない。金額についての合意は口頭だった。1度、この手続きを踏めば、私はフリーエージェントであることを証明することになり、NPBであろうが、他のリーグであろうが、契約できる」
こう語っているグリエルは、当面は右太ももの故障の治療に励む方針だという。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count