中日大野が今季2度目の1-0完封も最後はヒヤリ 「勝った気がしなかった」
9回2安打8奪三振の快投、「1点を守りぬく気持ちで最後まで行けたので嬉しい」
中日の大野雄大投手が本拠地での阪神戦に登板し、9回2安打無失点、8奪三振4四死球の快投で今季2度目の完封。チームを1-0での勝利に導き、自身もハーラートップタイの5勝目(1敗)を挙げた。
4回にナニータの先制タイムリーで1点のリードをもらうと、7回までは危なげないピッチング。しかし、8回は先頭の上本に四球を与えてしまう。バントの後、関本に死球を与えて1死一、二塁とピンチ。ここで狩野を併殺に仕留め、ガッツポーズを繰り出した。
さらに、9回も2死一、二塁とされ、最後はマートンにセンターへの大飛球を打たれたが、大島が背走しながらキャッチ。その瞬間、大野はホッと息を吐きだし、バッテリーを組んだ谷繁兼任監督は笑みを浮かべた。133球の完封劇となった。
お立ち台に上がった左腕は「(最後の打球は)抜けたと思いましたし、大島さんが捕った後も勝った気がしなかったです。ソワソワして」と苦笑い。「1点を守りぬく気持ちでいましたし、それで最後まで行けたのですごく嬉しいですね」と話した。