3戦連続先発落ちの青木宣親の立場は微妙に 「ブランコに1番打者を任せる」
指揮官が試合前、不調の青木に通達していたと地元紙が報じる
ジャイアンツの青木宣親外野手が、16日(日本時間17日)の敵地レッズ戦で3試合連続で先発から外れた。6回に代打として登場し、2打数1安打1得点と気を吐いたが、ブルース・ボウチー監督から試合前にリードオフマンとしての役割を外されることを通告されたと地元紙「サンノゼ・マーキュリー」が報じている。試合は11対2でジャイアンツが勝利した。
ワールドシリーズ覇者のリードオフマンとして序盤戦はチームを牽引してきた青木が、厳しい通告を受けたようだ。
5年間で3度のワールドシリーズ優勝を果たしている名将ブルース・ボウチー監督は、試合前に青木と面談したという。記事では「(指揮官は青木に)現在、打撃好調を維持しているブランコに1番打者を任せることを伝えた」と報じている。ボウチー監督は、17日(同18日)に限っては青木を先発に戻す可能性を示唆したものの、当面は2度の世界一に貢献したブランコをリードオフマンに据える方針のようだ。
青木は開幕戦からリードオフマンとして奮闘してきた。4月は89打数27安打の打率3割3厘で出塁率3割9分2厘と好調を維持していたが、5月に入ってからは失速気味。マルチ安打は2試合にとどまっている。この日は8回2死からスリーベースヒットを放ち、8日のマーリンズ戦以来となる長打を放ったが、5月の月間打率は2割4分5厘と苦しんでいる。