田澤純一が前夜サヨナラ打浴びた本塁打王にリベンジ 「タザワのTKO勝ち」
ホームラン王のクルーズにオール直球勝負、バットをへし折りショートフライ
レッドソックスの田澤純一投手が、16日(日本時間17日)のマリナーズ戦で、強打者ネルソン・クルーズの打席にワンポイントリリーフで登場。昨年の本塁打王をショートフライに仕留めて、前日に打たれたサヨナラヒットのリベンジを果たした。チームは4-2で勝利している。
2点リードで迎えた8回2死走者なしの場面で、田澤がリベンジのマウンドに立った。昨年、オリオールズでホームラン王に輝き、今年も15本塁打でリーグトップを独走するクルーズに対して、田澤は直球で押しまくる。初球は真ん中高めの94マイル(約151キロ)で空振りを奪うと、その後もすべて直球勝負。最後は5球目の95マイル(約153キロ)でクルーズのバットをへし折り、ショートフライに切って取った。そして、9回のマウンドを上原浩治投手に託した。
上原は3者凡退で試合を締めて、今季9セーブ目。チームは今季これまで無敗だったマリナーズのエース右腕、「キング」ことフェリックス・ヘルナンデス投手に初黒星をつけた。