復帰近づくも先発ローテに“空席”なし 松坂大輔は1軍で出番つかめるか

すんなりとはいかない1軍昇格、求められる結果と内容

 まずは、1、2イニング程度を投げることになるだろう。その後は球数を段階的に引き上げていき、先発投手としてのメドとなる100球前後を投げられるようにしていく。最低でも3、4試合は2軍戦での登板が必要となると見られる。

 ただ、そのまますんなりと1軍昇格、といくだろうか。2軍戦でただ投げられればいい、というわけではなく、結果、内容ももちろん必要になってくる。

 ソフトバンクの1軍先発陣は、現在5勝のスタンリッジ、4勝の大隣憲司を筆頭に、中田賢一、摂津正、武田翔太がいる。6枚目も、2軍で結果を出して1軍への切符をつかんだ寺原隼人がおり、先発ローテに空席はない状態。これまでの実績は、もちろん申し分ないが、この6人にケガや不調がない限りは、誰かを押しのけられるだけのそれ相応の内容が求められるだろう。

 1軍復帰となると、早くても交流戦最終週となる6月9日からの阪神、広島との6連戦(すべてヤフオクD)あたりか、交流戦明けの同19日の日本ハム戦(ヤフオクD)か。

 兎にも角にも実戦復帰は目前である。リハビリと並行して、課題とされていた投球フォームがどこまで良化しているか、どれだけ力のあるボールが戻っているか。約2か月ぶりの背番号18のマウンド。注目されざるを得ないだろう。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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