比較はナンセンス!?　“神様”ルースにMLB通算安打で並んだイチローのスゴさ

地元TV局の中継では「イチローはベーブより遥かに少ない試合数で成し遂げたのです」と絶賛

　マーリンズのイチロー外野手は19日（日本時間20日）、本拠地でのダイヤモンドバックス戦に途中出場し、1打数無安打に終わった。歴代42位のメジャー通算2873安打で並んでいるベーブ・ルースを抜くヒットはこの試合では生まれなかったが、地元TV中継の実況は“野球の神様”を凌ぐペースでの安打量産を絶賛した。試合は2－4でマーリンズが敗れている。

　2試合ぶりにベンチスタートとなったイチローは、7回途中に先発ケーラーを交代させるためにダブルスイッチでセンターの守備につき、2－2の同点で迎えたその裏の攻撃で、2死一塁の場面で打席を迎えた。

　ここで、現地のテレビ局「FOXテレビ・フロリダ」の実況は「昨日のイチローを少し切り取ってお見せしましょう」と説明。前日の2安打のリプレーとともに、偉大なルースと通算安打数で並んだ事実を紹介した。

「今、イチローはルースとカップルで並んでいます。イチローはベーブと2873本で並んでいますが、遥かに少ない試合数で成し遂げたのです」

　一塁走者のエチャバリアが盗塁死する前に、実況は興奮気味にこう語った。