新たな野球観戦法の創出へパ・リーグが球界初の試み、その成果は?
グランプリに輝いたのは…
各チームともそれぞれ3分間のプレゼンを実施し、審査員の質疑応答を経て選考へ。最終的に、球場へ行って友人同士でビールかけができるサービス「ベースビール」(センサー付きの応援グッズにより球場のボルテージを検知、最高潮の状態になると球場の一角からビールが降ってくる)が準グランプリ、株式のように選手を指名して投資し、選手の成績によって付与されたポイントが観戦チケットやグッズ購入に変換できるサービス「カブドラ」がグランプリに輝いた。
大盛況に終わった球界初の試みに、PLMの村山良雄社長は「パ・リーグのみならず、プロ野球界全体で活用できそうなご提案をたくさん頂きました。これを現実に結び付けられるように我々は何とかしていきたいと思っています」と語った。
また、同執行役員の根岸友喜氏も「この1年で2、3のアイデアは実現できると思いました」と手応えを口にし、「真剣に検討していきたい」と宣言。競技人口の減少やファン離れが叫ばれる中、球界とIT業界の“コラボ”が新たな起爆剤となるかもしれない。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count