ヤクルト山田が4安打4打点の大暴れ 「調子はどんどん上がってる」
「嫌なイメージしかなかった」広島ジョンソンを打ち崩して勝利、「本当によかった」
ヤクルトの山田哲人内野手が、敵地での広島戦で4安打4打点と大暴れし、チームを12-8での勝利に導いた。
初回は左前打を放つと、2-1で迎えた2回の第2打席は1死二、三塁の好機で相手先発ジョンソンのカーブをレフト前に運び、追加点をもたらした。4-5の6回には1死からレフトへのツーベースで出塁し、満塁となってから畠山のタイムリーで生還。さらに、9-5の2死満塁でこの回2度目の打席に立ち、ライトへの走者一掃のタイムリーツーベースで試合を決めた。
試合後のヒーローインタビューでは「(ジョンソンに)本当に嫌なイメージしかなかった。今日は打ち崩せたので、本当によかったです」と振り返った。
ヤクルトはこの試合の前まで防御率0点台だったジョンソンと今季2度対戦。計17イニングで1点も奪えず、2敗を喫していた。しかし、この日は攻略に成功した。
5試合連続マルチ、その間の打率5割2分1厘と絶好調
4本のうち、3本が左方向へのヒット。「インコースに攻めてきているということで、思い切って、狙って引っ張って行きました」。狙い通りの打撃で結果を出し「自分的にも調子はどんどん上がってきてると思うので、今日だけでなく、明日からも活躍してチームの勝利に貢献できるプレーをしたいと思います」と話した。
これで5試合連続のマルチ。その間、23打数12安打の打率5割2分1厘と圧倒的な成績を残している。昨季、日本人右打者最多の193安打を放ち、大ブレークした22歳は開幕から調子に乗りきれなかったが、確実に状態を上げてきている。
「打った次の日は大事なので、明日なんとか大事なところで一本打てたらいいなと思います」
そのバットで、チームを押し上げていきたいところだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count