上原浩治、約2年ぶりの1試合2四球も1回無失点、「ウエハラが締めた!」
レッドソックスは連敗を3で止める
レッドソックスの上原浩治投手は23日(日本時間24日)のエンゼルス戦で5点リードの9回に登板。2013年6月9日のエンゼルス戦以来となる1試合2四球というらしからぬ内容だったが、1奪三振、無失点で切り抜けた。セーブはつかなかったものの、8-3の勝利に貢献している。
3連敗中だった強豪で4試合ぶりに守護神の出番がやってきた。本拠地フェンウェイ・パークにおなじみの登場曲の電子音が鳴り響くと、レッドソックスは公式ツイッターで「ウエハラの、いわゆるサンドストームタイム!」とその登板を速報した。
上原は先頭打者のフリースに2球目の87マイル(約140キロ)のファストボールをセンター方向に弾き返されるも、ベッツの好守に救われる。だがその後、ジョイス、ペレスと続けて歩かせ、一、二塁に。
圧倒的な制球力を誇り、ストライクゾーンを果敢に攻める守護神らしからぬ投球で、1試合2度の四球は約2年ぶりのことだった。
だが、上原はこのピンチに発奮。続くクラウスは3球目の79マイル(約127キロ)のスプリットでライトフライに仕留めると、最後のギアボテッラは87マイルのファストボールで空振り三振に仕留めた。この瞬間、球団公式ツイッターも「ハイファイブシティ。ウエハラが締めた!」と速報で称えた。
上原はこの日18球を投げ、ストライクは9球。防御率は1・93となっている。
一方、田澤純一投手は8回にマウンドに上がり、2安打1失点1奪三振という内容だった。18球を投げ、ストライクは13球で防御率は1・80。田澤もホールドはつかなかったが、日本人の抑えコンビは優秀な成績をキープしている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count