青木宣親が2号含む4打数4安打2打点で3割復帰 古巣と初対決で“青木劇場”
2年間プレーしたブルワーズ戦でキャリア最多タイ4安打、8-4で勝利に貢献
ジャイアンツの青木宣親外野手が25日(日本時間26日)、古巣ブルワーズ戦に「1番・レフト」で先発し、2号ソロを含む4打数4安打2打点1四球2得点1盗塁の大暴れで、8-4での勝利に大きく貢献した。打率も3割1分2厘に急上昇した。
2012年から2年間プレーした古巣との初対決は“青木劇場”と化した。レギュラーシーズンでは、かつての本拠地ミラー・パークに移籍後初めて凱旋した試合。観衆から温かい拍手で迎えられた初回の第1打席からバットが火を吹いた。先発右腕ローシュの3球目の91マイル(約147キロ)の速球をセンター前に運ぶと、青木はもう止まらない。
1点を追う3回1死で迎えた第2打席では、4球目の85マイル(約137キロ)のスライダーを完璧に捉える。ライトスタンドに同点ソロを叩き込むと、敵地が大きな歓声に包まれた。5月3日のエンゼルス戦以来となる、117メートルの今季2号。笑顔でダグアウトに戻ってきた青木は、同僚からハイタッチで祝福された。
5回の第3打席は四球を選ぶと、1点を勝ち越した直後の6回1死二、三塁では、相手の中継ぎ右腕ジェフリースの79マイル(約127キロ)のカーブをセンター前に弾きかえす。三塁走者のスサックが生還するタイムリーヒットでリードを2点に広げた。その後、二盗に成功した青木は主砲ペンスのタイムリー二塁打で生還し、ジャイアンツはこの回怒涛の7得点で一気に逆転。そのまま8-4で勝利した。
8回の第5打席は3球目の85マイル(約137キロ)のチェンジアップを弾きかえし、快足を飛ばしてショートへの内野安打となった。
1試合4安打は今季初で、メジャーではキャリア最多タイ。ロイヤルズ時代の昨年9月15、16日のホワイトソックス戦で2試合連続で記録して以来の固め打ちとなった。打率3割1分2厘と5月4日以来の3割復帰も果たし、出塁率も3割9分1厘まで急上昇。自身初のオールスター選出へ向け、調子を上げてきた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count