田中将大が早ければ来月上旬に復帰登板へ ヤ軍監督が復帰条件に言及
来月2日から始まるマリナーズ3連戦で復帰も
右手首の炎症と前腕部の張りで故障者リスト(DL)入りしているヤンキースの田中将大投手の早期復帰の条件について、ジョー・ジラルディ監督が言及した。地元紙ジャーナル・ニュースが報じている。
田中は27日(日本時間28日)に傘下3Aスクラントンのボータケット戦で2度目のリハビリ登板に臨む予定。昨夏に右肘靭帯の部分断裂を負っている田中に関して、これまでジラルディ監督ら首脳陣は慎重な姿勢を貫いてきていたが、ここにきて“スピード復帰”を果たす可能性が浮上している。
田中の前回のリハビリ登板は21日の3Aダーラム戦。45球を目処とされた試合では3回41球を投げて、2安打、2三振、無四球、無失点に抑えた。今回のポータケット戦では65球が目安とされている田中。本来ならマイナーで1試合90球を投げるまで仕上げるケースも多いが、2度目のリハビリ登板だけでメジャー復帰を果たす可能性が報じられていた。
その場合は6月1日(日本時間同2日)から始まるマリナーズとの3連戦での復帰登板が有力となるが、この条件に関して、ジラルディ監督が言及。記事の中で、「ボールにキレがあり、狙い通りの制球力を見せて、すべての球種を使うことができたということ。そして翌日に彼に違和感がないこと。これ(この報告)を聞きたい」と語っている。
田中はセーフコ・フィールドでその勇姿を見せることになるのか。その仕上がりが注目される。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count