“絶好調”青木宣親を地元メディアも絶賛 「最高のリードオフマン」

打率はリーグ7位、出塁率は同9位に

 この日の中継では青木のメジャー移籍の経緯についても紹介。「ブルワーズに来る前の彼は、日本のスターでした。ブルワーズは彼を調べもせずに契約したのです。日本での彼のプレーを視察していませんでした。彼は確かアリゾナで練習に参加して、2年契約を結び、去年開幕前にウィル・スミスとトレードで移籍しました。両軍にとっていいトレードでした。アオキとともにロイヤルズはワールドシリーズに進出したのです」とし、メジャー行きの経緯や左腕スミスとのトレードでロイヤルズに移籍し活躍したことなどを伝えている。

 青木は4試合連続ヒットでここ3試合では9安打と爆発。打率はリーグ7位の.320、出塁率もリーグ9位の.396と好調を維持している。また、メジャー専門シンクタンク「エリアス・スポーツ・ビュロー」に基づく球団発表によると、青木が前日に記録した1試合4打数4安打1本塁打という成績は、球団の1番打者としてはメジャー本塁打記録を持つバリー・ボンズ氏の父、ボビー・ボンズ氏が過去3度記録したのがトップで、1度記録しているマービン・ベナード氏、ランディ・ウィン氏に続いて青木は史上4人目だったという。

 5月中旬には打撃不振に陥ったが、一気に調子を取り戻し、名手揃いのジャイアンツでリードオフマンとしての地位を盤石なものにしつつある。かつての本拠地ミラー・パークで今でも拍手が巻き起こる青木は、ワールドシリーズ2連覇を目指すジャイアンツの「最高のリードオフマン」として輝きを放っている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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