古巣凱旋の青木宣親に地元メディアが語学力向上を指摘 「すごく上達」

新天地にもすっかり打ち解けた様子を見せる青木

 青木は今季加入した新天地でも高いコミニケーション能力と陽気な性格で早くもクラブハウスで人気者となっている。

 4月25日のロッキーズ戦後には盛大な“青木祭り”でチームの一体感を高めた。古巣ロイヤルズから昨季のア・リーグ優勝のリングが届き、クアーズ・フィールドのクラブハウスで15分間のリング授賞式が行われた。この際にMC役を務めたジェレミー・アフェルト投手は地元メディアに「青木は実際のところ、我々のワールドシリーズ優勝の手助けをしてくれたわけだからね。だから、すごくクールなんだ」とジョーク交じりに話している。青木はロイヤルズの一員としてジャイアンツと戦った昨年のワールドシリーズで14打数1安打と不振だった。

 授賞式で新しい同僚の笑顔を誘った青木は通訳を介し、「みんな僕をいじりたいだけ なんじゃないですかね」と話し、打ち解けた様子を見せていた。

 今季打率はリーグ7位の.320、出塁率もリーグ9位の.396、11盗塁もリーグ4位タイと切り込み隊長として好調ジャイアンツを牽引。その実力もさることながら、5年間でワールドシリーズ3度優勝の常勝軍団にすっかり溶け込む裏には、向上した語学力とコミニケーション能力の高さも影響しているのかもしれない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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