田中将大、2度目のリハビリ登板で3回3失点 指揮官は次回登板を明言せず
ジラルディ監督「何が正しい選択か吟味しなければいけない」
右手首の腱の炎症と前腕部の張りで故障者リスト(DL)入りしているヤンキースの田中将大投手が27日(日本時間28日)、傘下3Aスクラントンのポータケット戦でDL入り後2度目の先発マウンドに上がり、3回4安打4奪三振2四球で3失点という内容だった。この試合を受け、ジョー・ジラルディ監督はメジャー復帰時期の明言を避けている。ESPNが「ヤンキースはマサヒロ・タナカの次回登板の決定を保留した」と報じている。
試合前に65球が目処とされていたマウンドで田中は62球を投げて降板。2回にソロ弾を浴びるなど、3失点を喫した。62球中ストライクは44球で、ストライク率は70パーセント。試合は9-6でスクラントンが勝利している。
この投球内容を報じた記事では、ジラルディ監督のコメントも紹介。田中の次回登板について「彼はどこかで投げるだろう。何が正しい選択か吟味しなければいけない」とコメントしたことを報じている。
試合前、指揮官は今回の投球内容やその後の状態次第で次回登板がメジャーの舞台となる可能性を示唆。投球のキレや全球種の確認、制球力、翌日の状態などが判断材料となるとの見方を示していたが、試合後の時点ではメジャー復帰かマイナーでの調整継続かについて明言しなかった。
また地元紙「デイリーニューズ」によると、マイナーリーグ専門チャンネルで田中のピッチングをチェックしたジラルディ監督は「彼が初回に苦しんだのは分かった。少し見ただけで、長い時間を見たわけではない。我々は現地で彼を見た人間とキャッシュ(キャッシュマンGM)と話し合う。次の動きについて考える」と説明したという。
田中の復帰はどのタイミングとなるのか。今後の動向が注目される。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count