田中将大が来週のマリナーズ戦で復帰へ ヤ軍監督「先発できることを願う」
次回登板でメジャー復帰の可能性高まる田中、地元紙「ほぼ間違いなく先発する」
右手首の腱の炎症と前腕部の張りで故障者リスト(DL)入りしているヤンキースの田中将大投手が28日(日本時間29日)からアスレチックスとの敵地4連戦を迎えるチームに再合流し、6月2日(同3日)か3日(同4日)のマリナーズ戦で先発する可能性が高まった。地元紙「ジャーナル・ニュース」やMLB公式サイトなどが報じている。
田中は27日、傘下3Aスクラントンのポータケット戦でDL入後、2度目の先発に臨み、3回を投げ、本塁打を含む被安打4、3失点2四球4三振という不安定な内容だった。
だが、田中は試合後、腕などに問題はなかったとしており、ジャーナル・ニュース紙も「マサヒロ・タナカは西海岸にフライトの予定。チームに合流し、シアトルで行われる試合でほぼ間違いなく先発する」と報じている。
また、地元ラジオ局「WFAN」のスウィーニー・ムルチ記者はツイッターで、ジョー・ジラルディ監督が田中について「全てが順調なら田中は来週シアトルのどこかで先発することになるだろう」と語ったとレポート。MLB公式サイトも、指揮官の「彼は今夜フライトに乗る。我々は彼の状況を明日精査する。今日、彼は問題なかった。彼が大丈夫であることを確認するつもりだ。彼が現状をどう感じているか、彼と心と心の話し合いを持つ。シアトルで先発できることを願っている」とのコメントを伝えている。
指揮官との直接面談後に、来月1日から始まるマリナーズとの3連戦の2戦目(2日)か3戦目(3日)でメジャー復帰を果たす可能性が高まっている田中。今季は2勝1敗で防御率3・22。4月23日のタイガース戦での先発を最後にリハビリを進めてきた日本人右腕の復活が近づいている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count