大谷に“プレッシャー”かけられ、2勝目の有原 「ありがたいと思って…」

5回までに105球の粘投、エースの「ゲン担ぎ」に応えて「なんとか勝ったのでよかった」

 日本ハムの有原航平投手が31日、本拠地での中日戦で5回5安打2失点の力投を見せ、プロ2勝目を挙げた。5回までに105球を要する苦しいピッチングとなったが、味方打線の大量援護もあり、粘り強い投球で勝利投手に。試合後には、2安打3打点とバットでも力強く右腕をサポートした女房役の近藤健介捕手とともにお立ち台に上がった。

 初回、有原は1死三塁の場面で暴投で1点を失う。さらに、ヒットと四球で2死一、二塁のピンチ。最後は福田を空振り三振に仕留めたが、1イニングで31球を費やした。

「前半から飛ばしていこうと思っていたんですけど、上手くコントロールできなくて、厳しいピッチングだったんですけど、野手の方が助けてくれました」

 試合後、有原はこう振り返った。直後の攻撃で、味方打線が近藤の勝ち越し2点タイムリーなどで一挙5得点。「ここからもう一度スタートという風に、切り替えてしっかり投げました」。息を吹き返したルーキー右腕は、何とか5回まで投げ切った。

 初勝利を挙げた時と同様、前日に7勝目を挙げた大谷から“ハッパ”をかけられていた有原は「なんとか勝ったのでよかったです」と笑顔。エース右腕が「ゲン担ぎ」と話していたことがプレッシャーではなかったか聞かれ「ありがたいと思って、しっかり投げました」と答えて会場を沸かせた。

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