大谷に“プレッシャー”かけられ、2勝目の有原　「ありがたいと思って…」

バットでも援護の女房役・近藤は思わず“本音”、「最初は苦労しましたけど…」

　一方、初回に有原をバットで援護した近藤は「守備でいつも迷惑かけているので、なんとか打ててよかったです。いい流れで、打線がつながっていたので、なんとか逆転して、また有原さんに、いい気分で投げてもらえればいいかなと思って打席に入りました」と振り返った。

　この日は、3点リードの7回にも2死一、二塁の好機で中前打。貴重な追加点をもたらした。「チャンスで先輩方がつないでくれるんで、チャンスでもっと強くなって、打点ももっと稼いで、チームの勝利に貢献できたらいいかなと思います」。持ち味の打撃で存在感を見せ続けている。

　“本職”のリードでも有原を懸命に引っ張った。「今シーズン初めて組むので、いいところを引き出せるように。最初は苦労しましたけど、あとからリズムに乗って、いい流れに、なりました、はい」。思わず“本音”がこぼれ、スタンドから笑いが溢れる場面も。

　だが、強気のリードには年上のルーキー右腕も「本当に感謝しています」と言う。近藤が「相手バッターも強いストレートに振り負けずにしっかり打ってきていたので、そこをかわすというよりも、押していく気持ちで有原さんもいたと思うので、そこがいい結果につながったかなと思います」と振り返ると、有原と同じようにスタンドから大きな拍手を浴びた。

　有原が「もっとイニングを長く投げれるように頑張っていきたいと思います」と課題を挙げれば、近藤も「まだまだ試合は続くので、この調子を維持しながら、このままいきたいと思います」と誓った。若きバッテリーにとって、今後につながる大きな1勝となった。

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フルカウント編集部●文　text by Full-Count