カブス和田毅、3度目先発で6回途中1失点の好投も今季初勝利ならず
不運な形で失点、チームはサヨナラ勝ちで連敗を2で止める
カブスの和田毅投手が5月31日(日本時間6月1日)、本拠地でのロイヤルズ戦に先発し、5回2/3を2安打1失点と好投したが、またも今季初白星を逃した。6回2死から四球を与えたところで96球で降板。2番手投手がピンチを広げてからタイムリーを浴びて1点を失った。カブスは7回に追い付くと、延長11回裏にサヨナラ勝ち。連敗を2で止めた。
和田はこの日も立ち上がりから快投。初回は先頭のエスコバーを右飛、インファンテを遊飛に打ち取った。ケインは2球で追い込んでから、3球目は91マイル(約147キロ)の直球で空振り三振。3者凡退と最高のスタートを切った。
2回も先頭のモラレスを遊ゴロに打ち取る。続くゴードンにはレフトへの二塁打を許したが、ペレスは一ゴロ。ゴードンは三塁に進んだものの、リオスを左飛に打ち取り、無失点に抑えた。
味方の援護がない中、和田の好投は続く。3回は先頭のコロンにレフト前ヒットを浴びたが、ピッチャーのベンチュラはバント失敗。続くエスコバーは空振り三振、インファンテは三ゴロと、ヒットの後は落ち着いて後続を断った。
4回、ケインを二ゴロ、モラレスを空振り三振で2アウト。ゴードンには粘られて四球を与えたが、ペレスは中飛に仕留めた。
5回はリオスを二ゴロ、コロンを遊飛、ベンチュラを二直と再び3者凡退の好投。その裏、カブスは1死からコグランがライト前ヒットを放ったが、和田のバント失敗などもあり、得点を奪えなかった。
和田は6回、エスコバーを中飛、インファンテを三ゴロに仕留める。しかし、ケインにはフルカウントからの7球目が外れて四球。ここで球数が96球となり、無念の降板となった。
この後、2番手のウッドはモラレスに四球を与えると、ゴードンにはレフトへのタイムリーを許す。和田に不運な形で失点が付いた。
その後、チームは逆転し、2-1で勝利。連敗を2で止めた。和田はアンラッキーな1失点で防御率2.30。この日は96球を投げ、ストライクは66球だった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count