「イチローは上昇し続ける」 米メディアも注目の通算安打で歴代40位タイに
名手ビスケルと並ぶ歴代40位、「素晴らしい遊撃手と並びました」
この打席で、イチローは2ボールから3球目の87マイル(約140キロ)のファストボールを華麗にセンター前にヒットを弾きかえす。すると、実況と解説者はこう話した。
実況「イチローは通算安打記録で上昇し続けます」
解説「彼は素晴らしい遊撃手と並びました」
実況「オマール・ビスケル。2877安打です」
ベネズエラ出身でゴールドグラブ賞を11回も受賞している往年の名遊撃手、ビスケルと並んだことを興奮気味にまくし立てていた。
歴代40位にならんだレジェンドは続くソラーノの打席で好スタートを切り、ライト前ヒットの間に三塁まで俊足を飛ばした。イエリッチが遊ゴロに倒れる間に一気に生還。スピードを生かして同点のホームを踏んだ。
イチローはその後、ヒットを放てず。マーリンズは同点で迎えた7回の攻撃で先発フェルプスに代打オズナを送った。その裏に2番手右腕シシェックをマウンドに送る際、オズナがセンターの守備につき、イチローは「ダブルスイッチ」で交代。だが、今季絶不調のシシェックが打ち込まれ、マーリンズは敗れている。
久々の先発となったイチローは今季打率を2割8分7厘としている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count