田口がプロ2勝目、坂本が4号ソロで巨人勝利 森脇監督が休養のオリは惜敗
オリックスは福良監督代行の初陣飾れず、巨人メンドーサはデビュー戦で2回パーフェクト
巨人は本拠地でオリックスを2-1で下した。高卒2年目の田口麗斗投手が5回3安打無失点の好投で、4月11日のヤクルト戦以来となるプロ2勝目。メンドーサが2番手としてデビュー戦のマウンドに上がり、2回をパーフェクトに抑える快投で勝利に貢献した。打線は、坂本勇人内野手の4号ソロなどで2点を奪取。森脇監督が休養を発表し、この試合から福良ヘッドコーチが監督代行として指揮を執ったオリックスは、4連敗となった。
巨人は高卒2年目の田口が5月4日以来の先発。初回は糸井を見逃し三振に仕留めたが、安達はフォアボール、西野にはセンター前ヒットを浴びて1死一、二塁とされる。しかし、カラバイヨを空振り三振に仕留めると、竹原はライトフライで無失点で切り抜けた。
一方、巨人打線は1、2回と3者凡退。しかし、3回に試合を動かす。先頭の井端が四球を選ぶと、相川がライトへ鋭いライナーを放つ。この打球に飛び込んだT-岡田が捕球できず、ボールはフェンスまで到達。この試合初のヒットがタイムリースリーベースとなり、1点を先制した。
田口は4回、オリックス打線を初めて3者凡退に抑える。5回は2死から安達に内野安打で出塁を許すも、西野はサードゴロ。無失点に抑えると、その裏の攻撃で代打を送られて交代。5回3安打無失点の好投で先発の役割を果たし、リリーフ陣にマウンドを託した。
6回からは来日2年目のメンドーサが1軍初登板。堂々たるピッチングでカラバイヨ、駿太、ヘルマンを3者凡退に抑えた。すると、巨人はその裏に2死から坂本がライトスタンドに飛び込む4号ソロ。2点差に広げた。
メンドーサは7回も続投し、T-岡田、伊藤、堤を3者凡退。2回をパーフェクト投球と最高のデビューを飾った。
巨人は8回を山口が無失点。9回は守護神・澤村がT-岡田の一発で1点を失ったものの、2-1で勝利。田口にデビュー戦で初勝利を飾った4月11日のヤクルト戦以来となるプロ2勝目がついた。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count