「イチローがいることは本当に幸せ」 敵地向けのTV中継で最大級の賛辞

メジャーで現役トップ5に入る数々の実績、ルーキーイヤーの偉業も紹介

「(走者)全員、セーフ。グラブに収めかけましたが、キャッチできず。キャリア通算2878本目。日本での数字を含めると4156安打です。コグランはボールを保持できそうでしたが、グラウンドに落下直前にファンブルしてしまいました」

 現役時代に名遊撃手として鳴らし、イチローの打球を何度も処理したビスケル。その記録を上回った通算2878本目のヒットをこう紹介した。

 マーリンズは1死一、二塁とチャンスを広げ、続くリアルミュートの二塁打で二塁走者のオズナが生還。イチローは三塁まで進むと、エチャバリアのセカンドへの内野安打で、2点目のホームを踏んだ。マーリンズはさらに2点を加え、この回4点を奪った。

 さらに、イチローが3回1死一塁の場面で2度目の打席に立つと、敵地向けの実況はメジャー史に輝く偉業を紹介。「イチローはルーキーイヤーに新人王とMVPに輝きましたが、1975年のフレディー・リン以来でした」。メジャーの歴史で、新人王とMVPのダブル受賞は、レッドソックスなどで活躍したフレッド・リン外野手、そしてイチローのわずか2人という事実について言及した。

 また、現役選手でトップ5に入るイチローのメジャー通算成績も紹介。試合開始時点の数字として、2253出場(4位)、2877安打(2位)、打率3割1分7厘(3位)、490盗塁(1位)、1317得点(5位)の成績を伝えた。

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