沢村賞右腕、オリ金子が3度目登板で初勝利 「1勝で終わらず、この先も」
「遅いと思いますし、もっと早く勝ちたかった。これから勝てるように」
リードを受けた金子。冷静な投球にさらに磨きがかかる。
9安打を打たれながらも、無四球の投球で、7回まで中日打線を相手に無失点。「前回、力んでしまって結果的に高めに浮いてしまった。今日はまず低めに投げることを優先に考えてやりました。思い通りではないですけど、ヒットをたくさん打たれた中でもしっかりその後抑えられたので、本当によかった」と、この日の投球を振り返った。
7回91球で降板すると、8回を平野佳、9回は佐藤達が無失点リレー。エースが待望の今季初勝利を手にした。
6月に入っての初勝利について「遅いと思いますし、もっと早く勝ちたかったですけど、終わったことはしょうがないので、これからしっかり勝てるようにやっていきたい」と話した金子。「1勝で終わらず、この先もしっかりやっていければいいなと思います」と責任感を滲ませていた。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count
