前DeNAのグリエルに生じた“異変”に米メディアが注目 「何かが起きている」

米誌が特集、「今、多くの人間が最近の彼らが巻き込まれた異常な状況を心配している」

 4月上旬にDeNAと契約解除となったキューバ人プレーヤー、ユリエスキ・グリエル内野手に生じた“異変”がアメリカで大きな話題となっている。米野球専門誌「ベースボール・アメリカ」が「グリエル兄弟に何かが起きている」と特集した。

「キューバの2人のベストプレーヤーに異変が起きている。奇妙なことだ。30歳の三塁手、ユリエスキ・グリエルはキューバ最高選手だ。21歳のルルデス・グリエル・ジュニアは遊撃手で、4番目に優秀な選手。23歳以下の選手では最高のタレントだ。グリエル兄弟は常にフィールド上のスキルで注目を集めてきた。しかし、今、多くの人間が最近の彼らが巻き込まれた異常な状況を心配している」

 記事ではグリエル兄弟についてこう記している。

 2人が所属するキューバ代表は、7月にカナダでパンアメリカン大会を戦う。その前哨戦として、ノースカロライナ州でアメリカ大学選抜チームと対戦する予定だが、5月21日に発表された35人の予備登録メンバーにユリエスキの名前はあったものの、ルルデスの名はなかった。

 「ベースボール・アメリカ」は、「これは驚きの除外だ」と分析。グリエル兄も自らの希望で代表メンバーから外れ、所属チームのインダストリアレスの同僚ルディ・レイエス内野手と入れ替わったという事実も伝えている。

 代表での登録変更だけでなく、DeNAとの契約問題についても不透明な部分は多いという。記事では「キューバ人選手が(年俸)300万ドルを見送ったのかは、謎だ」と言及。キューバの野球ファンとメディアはこの契約解除にまつわる異常事態に気づいていたが、ある新聞はユリエスキに関する話題の報道を規制されたという関係者の話を伝えている。

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY