中日・小笠原が同点犠飛 逆転勝利に貢献も「チーム、ファン一丸の勝利」
8回に代打で貴重な同点犠飛、和田の2000本安打には「すぐやると思います」と太鼓判
中日の小笠原道大内野手が、またも代打で大きな仕事をした。本拠地でのオリックス戦で、1点を追う8回1死三塁の好機に亀澤の代打として登場。相手の中継ぎ右腕・岸田からライトへ同点犠飛を放った。チームはその後、相手の捕逸で逆転し、4-3で勝利した。
試合後は、5回に1号2ランを放ち、追い上げムードを作った和田とともにお立ち台に。同点犠飛について「本当はヒットで繋いで、さらにチャンスを広げたかったんですけど、なかなか代打で打つのは大変なので、何とかランナー還せて本当に良かったです」と振り返り、大歓声を浴びた。
代打で出場し、期待された通りの仕事をする。この日も、チームに勝利をもたらす一打となったが、ベテランは「これは一人の力じゃないですし、チーム全体、応援してくれてるファン全員が一丸となって勝ちとった勝利だと思うので、また明後日からも一緒に戦っていきたいと思います」と強調した。
中日は球団通算5000勝に王手をかけた。「長い歴史の中でそういう数字に携われるのは本当に光栄なことだと思うので、全員で勝ち取っていきたいです」。歴史的瞬間に向け、この男の存在は欠かせない。
また、この日、一緒にお立ち台に上がった和田の2000本安打までは残り5本。こちらの達成も間近に迫ってきた。巨人時代の2011年に2000本安打に到達している小笠原は、“先輩”として「(和田は)すぐやると思います」と太鼓判を押した。
5位に低迷する中日だが、巻き返しに向け、頼れるベテランたちがチームを支えている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count