イチロー、歴代1位ローズまで「100」切った MLB500盗塁へは「9」もマ軍敗戦
4試合ぶり先発で日米通算4157安打目をマーク、川崎は“師弟対決”で今季初打点、6連勝に貢献
マーリンズのイチロー外野手は8日(日本時間9日)、敵地でのブルージェイズ戦に「9番・ライト」で4試合ぶりに先発出場し、3打数1安打1盗塁だった。日米通算4157安打として、歴代1位のピート・ローズまで残り99本。メジャー通算500盗塁にも残り「9」とした。
一方、ブルージェイズの川崎宗則内野手は「9番・二塁」で先発出場し、今季初打点をマークするなど“師弟対決”で3打数1安打1四球1打点1得点と活躍。11-3での勝利に貢献した。
0-7の3回、イチローは1死走者なしで相手先発エストラダの前に凡退。川崎が打球をさばき、二ゴロに終わった。
しかし、2-7となった5回の第2席では、2死走者なしで80マイル(約129キロ)のチェンジアップをはじき返し、鮮やかな中前打。続くゴードンの打席ですかさず二盗に成功した。ゴードンが倒れ、得点にはつながらなかった。
3-8で迎えた7回2死走者なしでの第3打席は、空振り三振に倒れた。
イチローは先発出場した3日のカブス戦でメジャー通算2878安打目をマーク。歴代単独40位に浮上した。日米通算では4156安打として、歴代1位の4256安打を誇るピート・ローズに残り100本としていた。
日米通算とはいえ、イチローが2013年8月に日米通算4000本安打を達成した時、当時のヤンキースタジアムではセレモニーが行われ、場内のファンやチームメートは盛大に祝福。イチロー自身も帽子を取り、深々と頭を下げてファンに感謝の気持ちを伝えていた。日米通算記録であっても、ローズの記録に到達すれば、米国内では1つの「マイルストーン」として捉えられることは間違いない。
また、5回の二盗は今季4盗塁目。これが現役最多のメジャー通算491盗塁目となり、通算500盗塁までも残り「9」としている。
一方、川崎は5-0の1回、2死二塁の好機で相手先発の左腕ハンドの92マイル(約148キロ)の直球をはじき返し、レフトオーバーのタイムリー二塁打。今季初打点でチームに6点目をもたらした。
その後、3回は三ゴロ、5回は空振り三振。3-9で迎えた7回2死の第4打席では四球を選び、その後、ドナルドソンのタイムリーで生還した。イチローの前で活躍を見せている。
イチローは3打数1安打で打率2割8分、川崎は3打数1安打1四球で打率2割7分3厘。ブルージェイズは6連勝とした。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count