イチロー、歴代1位ローズまで「99」 MLB通算でも「3000本越えは射程圏内」
3打数1安打でメジャー通算2879安打、日米通算4157安打、メジャー通算500盗塁もあと「9」
マーリンズのイチロー外野手は8日(日本時間9日)、敵地でのブルージェイズ戦に「9番・ライト」で先発出場し、3打数1安打1盗塁だった。メジャー通算2879安打で、日米通算では4157安打。歴代1位のピート・ローズまで残り99本とし、メジャー通算500盗塁までも「9」としたレジェンドは、米国内のテレビ中継でも賛辞を贈られている。
4試合ぶりの先発出場となったイチローは、まずは守備で敵地のどよめきを呼んだ。1回、1点を先制され、なおも1死一、三塁のピンチでマーティンの飛球がライトのファウルゾーンに飛ぶ。イチローは客席に飛び込みながら打球を捕球しようとしたが、グラブには触れたものの、惜しくもキャッチできなかった。
それでも、41歳のハッスルプレーには敵地からも歓声が起こる。マーリンズの地元マイアミ向けに試合を中継していた「FOXスポーツ・フロリダ」の実況は「彼はゴールドグラブです。長い間、偉大な外野手としてプレーしていました。スズキはロジャーズセンターで76試合プレーしています。慣れているんですね」と伝えた。
その後、3回の第1打席は二ゴロに終わったが、2-7で迎えた5回の第2打席で快音を響かせる。2死走者なしで80マイル(約129キロ)のチェンジアップをはじき返し、鮮やかな中前打を放った。