復帰2連勝の田中将大に称賛の嵐 「ヤツが帰ってきた」「シャーザーを凌駕」
サイ・ヤング賞右腕との「タイタニック対決」制した田中を地元メディアも絶賛「球速は一晩中、威力を発揮」
ヤンキースの田中将大投手が9日(日本時間10日)、本拠地でのナショナルズ戦で7回5安打1失点6奪三振無四球の好投で4勝目(1敗)を挙げた。右手首の故障から復帰以降、2連勝をマークした右腕を地元メディアも絶賛した。
ヤンキースの7連勝が決まると、試合を中継したテレビ局「イエスネットワーク」の実況は故障者リスト(DL)入りから復帰後、2連勝を果たした日本人右腕を高らかに称えた。
「マサヒロ・タナカ、またしても感銘的な先発試合!」。興奮気味の実況は「タナカはマックス・シャーザーとのバトルを制しました」と続けて、エース対決の結果をレポートした。
田中は3回までナショナルズの強力打線相手に1人の走者も出さない完璧なピッチング。4回に強打者ハーパーに強烈なソロホームランを浴びたが、この1失点でしのぎ切った。2試合連続となるハイ・クオリティスタート(7回以上を自責2以内)という投球内容に、ESPNは速報で「ヤツが帰ってきた」と絶賛。「タナカはシャーザーを凌駕する、素晴らしいピッチングだった。手首の腱炎と前腕部の痛みによるDL入りから復帰後、彼の2度目の先発はシアトルでの復帰戦同様に良かった。またしても、タナカは7イニングを投げ、わずか1失点」と伝え、「レーダーガンでは時速95マイル(約153キロ)を記録。またしても、彼の球速は一晩中、威力を発揮していた」とその投球を高く評価した。
4月23日のタイガース戦以来となる復帰登板となった3日のマリナーズ戦で、7回3安打9奪三振無四球1失点と好投した田中。復帰2戦目は注目の対決となった。