リベラ氏の息子をナショナルズが4巡目指名 ハーパーも「ワクワクする」
全体134番目での指名、最速156キロで今季は大学記録の113奪三振をマーク
ヤンキース伝説の守護神、マリアノ・リベラ氏の実子、アイオナ大のマリアノ・リベラ・ジュニア投手が、MLBドラフト2日目にナショナルズから4巡目(全体134番目)で指名された。MLB公式サイトが伝えている。
前年度、ヤンキースはリベラ・ジュニアをドラフト29巡目で指名。ヤンキース一筋19年間で、ほぼ“魔球”カットボールだけでメジャー記録の652セーブを記録した英雄の息子だけに、地元メディアは記念指名とも報じていた。そして、リベラはヤンキース入団を選ばず、大学での修練を選択した。
今年、大学3年となった21歳の右腕は一気に覚醒した。速球は最高97マイル(約156キロ)を記録。「平均以上」と称されるスライダー、スプリットにも磨きをかけたという。
今季は14試合に先発して5勝7敗。85イニングを投げて防御率2.65の好成績をマークし、アイオナ大記録となる113奪三振を記録した。シャーザー、ジマーマン、ストラスバーグら球界屈指のエースを揃える投手王国ナショナルズから堂々の指名を受けるに至った。
米国野球殿堂入りが確実な父親は、ニューヨークで行われたイベントに出席後、「彼にとって嬉しいことだよ。彼はすごく努力していた。彼には夢があった。夢を叶えて、満足していると思う。そして、このまま突き進めることを神様に祈っている。それが僕たちのゴールなんだ」と語ったという。