田中将大は「素晴らしい才能」 一発浴びせたMVP候補ハーパーも称賛
謎のスリーバント失敗については? 「気合いを入れてやってみたけど……」
この日チーム唯一の打点を挙げたハーパーだが、3打席目には謎の行動に出た。7回、先頭で打席に入ると、スプリット3球で1ボール2ストライクと追い込まれた後に、セーフティーバントにトライ。4球はまたもスプリットだったが、ファウルで失敗となり、三振を喫した。
「起きてしまったことは仕方ない。以前、2ストライクでバントしたことがあってね。メジャーでは成功させたことはないけれど、以前したことがあった。1ボール2ストライクになった時にそのことばかり頭に浮かんでしまって。気合いを入れてやってみたけど、うまくいかなかった」
スラッガーはそう振り返っている。
ラスベガス出身のハーパーだが、ヤンキースは特別な存在のようだ。14歳の時にオリオールズ戦を観戦したという。
「あのピンストライプ。それに尽きるよね。それがニューヨーク・ヤンキースなんだ」
ハーパーはこの日、4打数2安打1打点。田中との対決は3打数1本塁打1三振だった。MLBの未来を担う強打者は、憧れのヤンキースタジアムで、確かな足跡を残した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count