青木宣親が今季2度目の4安打 打率3割3分3厘、出塁率4割2厘まで上昇

豪腕ハービー打って連勝に貢献、6月の打率は驚異の4割8分4厘でオールスター出場へスパート

 ジャイアンツの青木宣親外野手は10日(日本時間11日)、敵地でのメッツ戦に「1番・レフト」で先発出場し、5打数4安打2得点と活躍。相手先発のエース右腕ハービーから2安打を放つ活躍で、8-5での勝利に貢献した。青木は6月に入ってから7試合連続安打。初のオールスター出場を目指し、好調を維持している。

 初回、青木は豪腕ハービーの95マイル(約153キロ)の直球をライト前にはじき返し、出鼻をくじく。続くパニクがホームランを放ち、ジャイアンツがいきなり2点を先制した。

 しかし、メッツ打線もその裏の攻撃でジャイアンツの先発ハドソンを攻め、同点に追いついた。

 3回、青木は2ボール1ストライクからハービーの直球を打ちに行ったが、当たり損ないとなる。しかし、三塁側に転がったボールを捕手が処理する間に一塁を駆け抜けて内野安打。早くも2本目のヒットをマークした。だが、ここではパニクがダブルプレー。得点にはつながらなかった。

 ハドソンは4、5回に1点ずつを失い、メッツにリードを許す。青木は5回2死走者なしで迎えた第2打席は二ゴロに終わった。

 ジャイアンツ打線は6回に爆発する。無死一、二塁でポージーが2点二塁打を放ち、まずは同点。さらに、続くベルトが2ランを放ち、勝ち越した。2死となってから、マックスウェルもソロ本塁打で1点を追加。ハービーから7点を奪った。

 7回、青木は先頭で打席に立つと、2番手の左腕トーレスから左前打。相手のエラーもあり、二塁まで進んだ。これが、この日3本目のヒット。しかし、ここも後続が倒れて無得点に終わった。

 7-5となった9回、青木は先頭で打席に立つと、左腕レザーシッチから左前打。この日4本目のヒットをマークした。その後、三塁まで進み、ポージーのタイムリーで生還。貴重な追加点をチームにもたらすと、ジャイアンツはそのまま8-5で勝利。2連勝となった。

 青木の4安打は今季2度目、“猛打賞”は6度目となった。6月に入ってからは7試合連続安打で、31打数15安打の打率4割8分4厘。自身メジャー初となるオールスター出場へ向けてファン投票で4位につけ、出場圏内の3位スタントンを猛追しているが、僅差に迫っている中、好調を維持している。

 青木は打率3割3分3厘とし、出塁率は4割超えの4割2厘まで上昇した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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