イチローの「偉大なスピード」 日米通算110本目の三塁打に米TV解説者が驚嘆

「何年も、何年も、何年も、イチローがこのプレーをするのを見てきた」

「我々は、何年も、何年も、何年も、イチロー・スズキがこのプレーをするのを見てきました。打球を守備陣のギャップに運びます。そして、偉大なスピードで三塁を陥れるのです」

 解説者は、メジャー15年目で87本の三塁打を記録してきたレジェンドの色褪せないバットコントロール、そして、韋駄天ぶりに驚嘆した様子だった。

 実況は「ゴインズのリレーでしたが、ミスはありません。ストライクでした。すごくギリギリのプレーです。ジョシュ・ドナルドソンがグラブを払い、タッチを狙います。イチローは右足を伸ばしました。ブルージェイズはチャレンジしない決断をしたようです。もしも1点差の試合なら、一か八かチャレンジでしょうね」とレポートし、際どいクロスプレーだったことも伝えていた。

 守備では、0-2の4回に相手の大飛球に対して落下地点に入れず、最後はフェンスに激突してグラブを伸ばせなかったイチロー。その後、ブルージェイズに2連続ホームランで3点を追加された。

 右翼手としてはファインプレーを逃したが、日米通算三塁打は110本(NPB23本、MLB87本)となり、福本豊氏のプロ野球記録115本にあと5に迫った。不惑を過ぎても、イチローのスピードはメジャーで脅威となっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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