今季最多118球の熱投で6勝目の黒田 ファンに感謝「間違いなく僕達の力に」

復帰後最長の8回無失点で交流戦3連勝、「粘り強く投げた結果」

 広島の黒田博樹投手は12日、敵地でのソフトバンク戦で日本復帰後最長となる8回を投げ、6安打無失点4奪三振2四死球と快投してチームトップの6勝目(2敗)を挙げた。118球も復帰後最多で、黒田は交流戦3連勝。広島は6-0で快勝した。

 持ち味を存分に発揮した。ランナーを出しても動じず、ボールを動かしてバットの芯を外し、3つのダブルプレーを取った。日本復帰後初となった8回は2死からヒット2本と四球で満塁のピンチを背負ったが、内川をスプリットでセンターフライに打ち取り、無失点で切り抜けた。

 昨年までヤンキースの先発ローテーションを大黒柱として支えていた男が、真価を見せつける投球を披露。試合後、ヒーローインタビューに黒田が呼ばれると、敵地に大挙して駆けつけた広島ファンは大歓声を上げた。

「粘り強く投げてればこういう展開になると思っていたので。相手もすごくいい打線なんですけど、粘り強く投げた結果が、いい結果になってよかったと思います」

 ベテラン右腕は落ち着いた口調で、この日の投球を振り返った。

RECOMMEND

CATEGORY