天敵から1死も奪えず5失点の田澤純一 「またもジェイズを釘付けに出来ず」

ブルージェイズは田澤の天敵、「間違いなくいいバッターが揃っている」

 続くマーティンには走者一掃の三塁打を打たれて万事休す。今季、上原の登板時も守備でミスが出ていたサンドバルの拙守も響き、田澤は1死も奪えずに無念の降板となった。

 田澤にとって、ブルージェイズは天敵だ。これまで通算24回を投げて21失点。防御率は7.88とカモにされている。

「間違いなくいいバッターが揃っている。自分も(苦手な)過去があるけれど、それでも自分のピッチングをしなければいけなかった」

 通役を介してこう語った田澤だが、ドナルドソンのボテボテの三塁内野安打が運命を分けたと感じている。「最初のバッターのバランスを崩せたけど、ヒットになってしまった」と悔やんでいたという。

 この回、田澤の5失点を含む一挙9失点を喫したレッドソックス。4回まで7点をリードしていた一戦で、衝撃的な逆転負けを喫した。田澤の防御率は2.67と悪化したが、それでも優秀な成績をキープしている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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