和田毅が7回無失点の好投で今季初勝利 昨年8月以来、約10か月ぶりの白星
メジャー自己最多の107球の熱投、カブス打線も17得点と爆発
カブスの和田毅投手は18日(日本時間19日)、敵地でのインディアンス戦で今季6度目の先発マウンドに上がり、7回4安打無失点6奪三振2四球と好投した。味方打線から大量援護をもらい、メジャー自己最多の107球を投げ切って待望の今季初勝利。和田の白星は昨年8月24日以来、約10か月ぶりとなった。
和田は初回、2死からヒットと四球でいきなりピンチを招く。ここでレイバーンにヒットを浴びたが、レフトのコグランがホームへストライク送球。本塁を狙ったブラントリーを刺し、無失点で切り抜けた。
すると、2回、カブスは2本のホームランを含む猛攻で一挙6点を奪取。和田に大きな援護をもたらす。
その裏、和田はゴームスを空振り三振、モス、ウルシェラを三ゴロと三者凡退に仕留める。カブス打線は3回にもデノーフィアの3ランなどで4点を追加。10-0とした。
和田はその裏もアビーレスを左飛、キプニスを中飛、リンドーアを二直で三者凡退。さらに、4回はブラントリーを中飛、サンタナを空振り三振、レイバーンを遊ゴロに打ち取り、3イニング連続の3者凡退に仕留めた。
5回も先頭のゴームスを二ゴロ、モスを空振り三振に仕留め、簡単に2死を奪う。ウルシェラにはライト前ヒットを浴び、久々のランナーを出した。しかし、続くアビーレスのセンターに抜けようかという当たりは、二塁ラッセルの超ファインプレーでセカンドゴロとなった。
和田はここまで96球を投じていたが、7回も続投。先頭のレイバーンを遊ゴロに打ち取るも、ペレスにはストレートの四球を与える。続くモスは右方向への痛烈な当たり。しかし、シフトを敷いて守っていた三塁手のブライアントがライト前に抜けようかというゴロを好捕。遊撃のカストロ、一塁のリゾとボールを送り、ダブルプレーに仕留めた。
和田は昨年8月24日のオリオールズ戦以来となる勝利投手の権利を手にし、この回限りでマウンドを下りた。メジャー自己最多の107球を投げ、ストライクは69球。防御率は3.68となった。
カブスは9回に7点を加え、17-0で大勝。和田に待望の今季初勝利がついた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count